【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2009年10月18日日曜日

レアカモメ!(当協会ブログより抜粋)

昨日、僕をバードウォッチャーの世界へ誘ってくれたイーグルさんから
 「温根元漁港に珍しいカモメが来ているよ!」と連絡がありました。

さっそく急いで出発しましたが・・・ 現地にカモメが1羽もいない・・・
間違えて温根沼漁港に来てしまいました。 
温根元はオホーツク海側から納沙布に行く途中の所。 
温根沼は風蓮湖の方。・・方向が全然違いました・・ 気を取り直して、温根元漁港に到着すると
最近何かとお世話になっている根室の自然全般に詳しいMさんが居て、 
アカアシミツユビカモメなる珍鳥を確認していました。

漁港にはおよそ2000羽ほどカモメがいました。何も起きていないのに、
なぜか一斉に飛び立つ時があります。これだけでも充分圧巻します。
この数を見ると・・この中からアカアシミツユビカモメ1羽探し出すのは至難の業・・・
心が折れそうです・・


通常のミツユビカモメ。  レア度 ★★
(見られる機会が多い。地域によっては普通に見られる)
図鑑によると、小型のカモメで冬羽は頭の後ろの方に黒い斑点が出る。
足が黒いとのこと。この鳥も根室ではあまり見かけないと聞きました。

いました!!!  アカアシミツユビカモメ! 

レア度 ★★★★(ほとんど見られない) ミツユビカモメと同じ大きさで似ていますが
特長は、オデコが若干出っ張ってる。 分かりやすいのは赤というか・・ 鮮やかなオレンジの足です! 「オレンジアシミツビカモメ」でも良いのでは?と 思いましたけど、学者さん達は多分、
語呂が悪いし 名前長くなるから「アカアシ」にしたんだろうなぁ・・ と
勝手な想像を膨らませていました。頭部が真っ白なのは
「まだ夏羽だからだよ」とMさんから教えてもらいました。 羽もマダラでした。


首を振った瞬間に後頭部がみえました。よく見ると

頭の真ん中あたりの毛が薄くなっています。 

Mさんがもう1羽見つけたので2羽いたことになります。

ミツユビカモメの、なごんだ一コマ。 
犬や猫のように足で頭をシャカシャカかいてます・・

何百羽もいるカモメの中から足の赤いカモメを探している時
ふと小学生の頃よく読んでいた「ウォーリーを探せ!」 という絵本の事を思い出しました。
もちろんMさんが先に発見し、僕に教えてくれました。 
秋の時化た日にミツユビカモメやアカアシが漁港に寄りやすいとのこと。 
僕1人で探していたら絶対見つからなかったでしょう。
Mさんに感謝しっぱなしです。 そして情報をくださったイーグルさんにも感謝です!

根室市観光協会
事務局員  熊谷 貴史

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