【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2011年8月11日木曜日

2011年8月7日(日) 58,540
<落石ネイチャークルーズ>  By イーグル
今日も濃霧のため、コンディションは良くなかったのですが、かなり良いことがありました。
ユルリ島近海へ向かう前に、今日は沖合に大きく迂回しました。狙い通り、コアホウドリ(1)に出会いました。ミズナギドリの数は極端に少なかったのですが、推定1200羽以上のアカエリヒレアシシギの大群に遭遇。少数ですが、一回り大きくお腹の方まで赤みの残っているハイイロヒレアシシギも混じっていました。定置網の周辺に集まっている様は、まさに圧巻でした。9月から開始予定の「沖合クルーズ」にも、がぜん期待感が高まりました。その後、七つ岩の沖合に入っている定置網の周辺に来ると、ウミスズメの4羽程度の群れにいくつか出会いました。明らかに雛を連れた家族です。色が全体的に黒っぽい雛鳥が親から餌をもらっている様子も間近で観察できました。
と、ウミスズメの群れに寄り添うようにつかず離れず浮き沈みしている全体的に白っぽいウミスズメを発見。何とカンムリウミスズメではありませんか! 非繁殖羽です。3-5月が繁殖期ですので、三宅島あたりで繁殖期を終えた個体でしょうか? 10mくらいの至近距離でかなり長い時間観察させてくれました。日本には、非繁殖羽を正確に描いている図鑑は少ないのですが、先日、根室市観光協会が発売した「ひとめでわかる北海道の海鳥」シートがとても役に立ちました。谷口高司先生にわざわざ描いていただいた「カンムリウミスズメ非繁殖羽」の図版そっくりの個体でした。10分ぐらいの間に、2羽→1羽→2羽と合計3回出会いましたが、1回目と3回目は同一個体の可能性も否定できないため、「3-5羽に遭遇」ということに致しました。エトピリカにも7羽遭遇。最後にモユルリ島周辺で出会った個体は10m位の至近距離でした。決して刺激しないように細心の注意を払い、エトピリカがくつろいでいる距離感を保ちながらじっくり観察いたしました。カメラマンの方々も良い写真が撮れたのではないでしょうか。。
落石ネイチャークルーズはまだまだ続きます。8月一杯はエトピリカも島周辺に留まってくれていると思われます。
(確認種)
ウトウ
ケイマフリ
エトピリカ(7)
オオセグロカモメ
ウミネコ
アカエリヒレアシシギ*
ハイイロヒレアシシギ**約1200羽の混群。
ヒメウ
ウミウ
ウミスズメ(20+)
カンムリウミスズメ(3-5羽)
コアホウドリ(2)













**写真は当日乗船されましたお客様(D.I氏)からご提供いただきました。I様、ご協力ありがとうございました。








0 件のコメント:

コメントを投稿