【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2012年3月17日土曜日

2012年3月17日(土)  90,683
<心ないカメラマンがまたやった!>  By 新谷耕司(イーグル)
以下は、道東でご活躍中の根室在住のネイチャーガイド澤尾秀勝氏のFACEBOOK上の書き込みです。氏の許可をいただき転載させていただきました。読者の皆さま、ひどいことだと思いませんか!たぶん全国に同じような問題があると思います。有効な対策が見いだせず、悩んでおられる方も多いかと思いますが、私は断固戦うしかないと考えています。今、私の住んでいる根室市では、民間の有志が中心となって、そろそろ繁殖期を迎えるチシマウガラスを心配しています。納沙布岬で数年前から繁殖をはじめ話題になったのですが、心ないカメラマンの方が刺激し、巣を放棄する個体が出るなど、情けない状況が見られました。日本では実質上、根室半島でしか観察が出来ない貴重な海鳥です。そっと、遠くから静かに見守るということがなぜ出来ないのでしょうか?いい年をした社会的地位もある(あった)大人が、幼児以下の振る舞いをする。情けない、の一言です。孫に笑われますよ。

その様な方も、カメラ撮影のための情報収集のためにこのブログ見ているかもしれません。もし、そうであるなら、肝に銘じて下さい!今年は、根室はあなたたちの身勝手な行動を迎撃します。来なくていいけど、もし来るなら相当の覚悟をもって来なさい!

迎撃体制の全容は明かせませんが、まず、4月8日(土)13:00に、「民宿たかの」の高野建治氏と私が中心になり、市民の有志とともに「納沙布岬探鳥会」を立ち上げます。これは、一人でも多くの市民にチシマウガラス等の海鳥への関心を高めていただき、横暴なカメラマンに対する「監視の目」を増やすためです。納沙布岬周辺の漁師さんや観光関係者のご自宅を1軒1軒訪問し、状況を説明し、監視面での協力もお願いします。また、野鳥観察小屋(ハイド)を納沙布岬付近に市が建設する事を検討しているのを受け、「ハイドの利用促進活動」を「横暴カメラマン監視・迎撃運動」と連動させることも計画しています。

したり顔で、苦し紛れに「君たちに止める権利があるのか!法的根拠を示せ!」などと開き直る横暴カメラマンも散見されますが、市会議員さん・市役所などにもお願いして、法的整備も進めてゆきます。罰金だけでなく禁固刑なども検討したい。マスコミにも協力してもらい実名報道で社会的制裁を加えることもありえます。
また、あなた達の開き直る行為は、この法制化への流れを促進してくれますので、ウェルカムです。録音されていると覚悟の上で、開き直るように!
そもそも、権利義務の観点で言い訳するその見識が問題なのです。権利義務の問題ではなく、「常識」の問題なのです。
野鳥を被写体としてしか見ていない方は考えた事もないでしょうが、もし、あなたの奥様や娘様が、お産や子育ての様子を、至近距離から500mmレンズでバシバシやられたら、あなたはどういう気持ちになりますか? 動物だって同じなんですよ。
*これはタンチョウの子育てを撮りに温根沼大橋に通う方々にも言いたいことです。

長くなりました。以下の澤尾ガイドさんのFB投稿をじっくりお読みください。
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どうしようもない大馬鹿者はどこにでもいるPART2

昨日、3月11日朝6時に釧路のホテルにお客様を迎えに行きその足で鶴居村の音羽橋に行って来ました。
ところが、たくさんいるはずのカメラマンが一人もいない!
嫌な予感を持ちながら橋に立ってみると、いつも川に100羽以上いるはずのタンチョウが1羽しかいない!
もう餌場に移動したのかもしれないと、鶴見台に行ってみるとそこには1羽のタンチョウもいませんでした。

ちょうど、タンチョウの世話をしている渡部トメさんがいたので挨拶がてらお話を聞きびっくりしてしまいました。
トメさんいわく、「雪がふる前(何日か前の)カメラマンが、土手に入ってタンチョウを追っ払ったんだわ!だから、タンチョウは川の奥のほうに移動したんだべさ」
なんと、本当に浅はかなカメラマンのちょっとした軽率な行動でタンチョウは川の奥のほうに移動してしまいました。
もう一度戻って橋の上からよく見てみると、いました!川のホントの奥に10羽ほどがかろうじて双眼鏡で見て取れます。
もしかすると、もうタンチョウたちは私たちの見えるところには姿を現さなくなってしまうかもしれませんね。

ほんとうに残念なことです。多分ベテランのカメラマンはそんなことをすれば後がどうなるかわかっているのでしないと思うのですが
初心者や、ちょっと腕に覚えがあるカメラマンは得てしてこういう無謀な行動を取るということが私の経験上からもわかります。

動物や鳥たちの気持ちなど我々人間は理解できるわけはないのですが、それでも長年こういう業界に携わっていると人間がどういうふうに動物に接してけば負担をかけずに済むかということは経験を通してある程度理解できています。

しかし、自分が良いと思える(他人はそんなに思わない)写真を取るためになら「ちょっとくらいいいべや!」と思っているカメラマンのなんと多いことか!
これはもう、カメラ業界の責任といってもいいのかもしれません。
カメラマンの方々は「そんなものは一部の初心者だけ」というかもしれません、でもこれだけいろんな所でトラブルを起こしているカメラマンが多いのはもう大問題だと思います。
そろそろ法的に規制があってもいい時期何ではないでしょうか
もしかしたら、ライセンス制度が必要なのかもしれませんね

自制できない人が多すぎるので、わたしも「カメラマンいいかげんにしろよ」と独り言を言うことが多くなっています。
ちゃんとしている人は多いのも理解しています。
一部のカメラマンだとは思いたいのですが、どうしてもあちこちでこんなふうな話や経験をするので何とかならないかと思いますね。
それと動物や鳥たちが二度と戻ってこなくなるような撮影の仕方を許すことはできないとも私は思っています。

私も、かつてカヌーをしていて野鳥に負担を掛けるというとても不思議な難癖を付けられて怒鳴られたことがあります。
その人もカヌーでお客さんを載せることがあるはずなのにどうやればや自然に負担をかけずにカヌーやガイドが出来るかを知らずに話しているとしか思えない人でした。根室ではとっても有名な方だけにがっかりしたものです。
それと、我々プロのガイドがそんなことをすれば自分の首を締めることになるのを理解していないとでもいいたかったのかもしれません。(プロはそんなことはするはずがないのはすぐ解ると思うのですが)
自分の狭い世界だけで判断していると、常識から外れたことをしてしまうということに気が付かない大人が多すぎますね。
みなさんは常識を持って行動できる大人ですよね

昨日は、音羽橋のタンチョウのこれからがとても心配な経験をしてきました。それと、趣味で軽い考えしか持っていないカメラマンは嫌いな自分を再確認しました。
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あえて、原文のまま掲載する許可をいただきました。

以上の主張に異議のある方は、お会いして、とことん話しましょう! メール交戦は卑怯なので受け付けません。
5月中旬までなら、日本全国何処にでも、こちらからお邪魔しますので、以下までご連絡下さい。
080-3173-7175(携帯)
kniiya@y8.dion.ne.jp
新谷耕司(にいやこうじ・イーグル)

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