【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2013年10月1日火曜日

落石テスト・クルーズ245,049

2013年10月1日(火)
<落石沖合テスト・クルーズ>  By イーグル
今日から10月。昨夜、一時的に根室に帰って来ました。来年の秋に運航する予定の「落石秋の沖合クルーズ(仮)」の商品開発のためのテスト・クルーズに参加するためです。今日は落石ネイチャークルーズのガイド2名・エトピリ館の受付スタッフ2名・根室市観光協会会長などが乗船。船長は漁船グループのリーダーさんでした。
 風が強く大きなうねりがあり、波の高さは3m。小雨も降り出し、双眼鏡すら使えないような最悪のコンディションでしたが、皆様は猛者ばかり。立っているのがやっという揺れの中でも、誰一人として船酔いしたり、弱音を吐く方は居ませんでした。
 皆様の頑張りのおかげか、下記の様に、ミズナギドリ類・ウミツバメ類など予想以上の種類が出てくれ、船内は大いに盛り上がりました。
 
 今回のテストクルーズの目的は、いつもエトピリカやウミスズメ類・海ガモ類などを中心にお見せするために運航している「ユルリ・モユルリ島周回コース」以外のコースを開拓することです。
 夏の海鳥たちの繁殖シーズンが終わった後の9-10月にかけて、普段、航行する事のない陸から7-10マイル以上離れた海域でのバードウォッチングを、海鳥ファンの方々に手軽に楽しんでいただくクルーズ商品を開発しているのです。
 繁殖期を終えた冬羽や幼鳥のエトピリカ、冬羽のウトウ、ウミガラス2種、ウミスズメ、カンムリウミスズメ、アホウドリ3種、ヒレアシシギ2種、ウミツバメ2種。ミズナギドリ6種、トウゾクカモメ3種、ミツユビカモメ2種、ウ3種、オジロワシ、アビ3種等が狙い目ですが、ウミオウム・アメリカウミスズメ・ヒメウミスズメなどの未知に近い珍鳥・マダラウミスズメ・ウミバト2-3亜種や少し時期が早いのですがコウミスズメ・エトロフウミスズメなどなど、兎に角、何がどこに何時出るかわからない海域です。  
 今後、出来るだけテストクルーズの頻度を高めて、航路や航海時間、漁師さんの漁業活動との関連などについても調査・研究し、早急に商品内容を固め、国土交通省の認可を経て、来春には商品発表にこぎつけたいと考えております。
 より魅力的な海鳥観察クルーズを開発し、より多くの皆様に楽しんでいただけるよう、落石ネイチャークルーズは常に進化を続けて行きたいと考えております。
 今後の落石ネイチャークルーズに、ご期待願います!
(本日の確認種)
オジロワシ(2)
アビsp.(f1)
ウミウ
ヒメウ
アカエリヒレアシシギ(3)
ハイイロヒレアシシギ(5+)
オオセグロカモメ
ウミネコ
ミツユビカモメ(200+) *現在、落石漁港内や港のすぐ外に200羽以上おります。
コアホウドリ(10)
ハイイロミズナギドリ(15+)
ハシボソミズナギドリ(10+)
オオミズナギドリ(50+)
フルマカモメ(2)
アカアシミズナギドリ(f2)
トウゾクカモメ(10)
ウトウ(w10+)
ハイイロウミツバメ(3+)
コシジロウミツバメ(2+)
**波浪が厳しく、かなりの見落としがあったと思いますが、兎に角、海鳥との距離が非常に近いのが新しい商品の魅力となりそうです。

<以下の写真>
船の前をひらひらと横切る、コシジロウミツバメ。


漁船に近づいて行くコアホウドリ。

迫りくるコアホウドリ。こちらを見ているのが肉眼でわかる!目が怖い。


オオミズナギドリ。

オオミズナギドリ。近い!

落石灯台と漁船。タコ漁の帰り。

落石漁港内の突堤で休むミツユビカモメ。船がハイドになるため、10mの距離でも逃げません。ついつい足の色を見てしまいます。



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