【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2014年4月27日日曜日

歯舞クルーズ 316,630

2014年4月27日(日)
<歯舞クルーズ>
久々に歯舞クルーズに乗りました。

先週の日曜日に落石ネイチャークルーズに乗船された台湾人バードウォッチャー6名様とご一緒させて頂きました。落石ネイチャークルーズでは私がガイドさせていただいた事を覚えていてくれたらしく、終始楽しい雰囲気のクルーズとなりました。
彼らは何と2週間の日程で道東に来ているそうです。落石ネイチャークルーズの後は羅臼でシマフクロウを観察したり、野付半島でコクガンを見てきたとのことでした。

道東はGW前の観光端境期ですが、最近は世界中からバードウォッチャーが根室を訪れるようになり、「観光の通年化」へ向けて、根室観光に一筋の光明が差し始めているのかもしれません。
オオワシ・タンチョウを済まされたバードウォッチャーが再度道東を訪れ、見落とした鳥(海鳥など)に挑戦されというケースも増えているようです。

バードウォッチャーは既に根室観光の超閑散期である「冬季」をオンシーズンに変えてくれました。
また、落石ネイチャークルーズの乗船客の70%が根室市内に前泊し、50%が根室市内に後泊されているとのDATAもあります。歯舞クルーズも同じような構造になっていると思われます。
野鳥観光による「経済効果」も決して無視できない水準になりつつあるわけですね。

今後はこの経済効果を一過性で終わらせるのではなく、「雇用の創出」など長期的効果を生み出すように「野鳥観光」を「産業(ツーリズム)」にまで高めていく段階に入って行くと思います。

さてクルーズの方ですが、海鳥の方はいつもより少な目でした。特にウミスズメ類の数が少なかった。その中でも、やはりウミバトは2羽もおりました。ウミバトはケイマフリとともに、1年中この海で見る事の出来る「定番」の鳥という事が出来ます。

また、特筆すべきは「ほぼ夏羽のコオリガモ」が沢山見られたことです。
皆様、アラスカに行かなくてもあの「黒いコオリガモ」は春の根室半島で簡単に見る事が出来ますよ。

≪確認種≫
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(成鳥2、若鳥1) *いずれも飛翔中。
ウトウ(70+)
ケイマフリ(50+)
ウミバト(snowi 中間1)(kaiurka 中間1)
アカエリカイツブリ
ヒドリガモ
クロガモ
シノリガモ
コオリガモ(50+) *黒い夏羽の個体が圧倒的に多かった。
スズガモ

ウトウが増加中。

白い突起は「サイの牙」の様です。

確かに眼鏡をかけているように見える。

コオリガモ。オスは夏にはこうなる! 根室では4月によく見かけます。

コオリガモ♀

コオリガモの編隊飛行。1年でもこの時期だけ見られます。

温根元チャシ・ハイド前の「チシマシギの岩礁」の裏まで行ってみた。生憎、ウ二漁の為彼らは不在でした。

チシマシギの岩礁は横から見るとこうなっている。


ウミバト。翼下面は「一様に暗色」なのでアリューシャン型と推定。距離100m以上。ピンボケご容赦。




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