【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年2月2日月曜日

爆弾低気圧 強風が続く根室半島 401,010

2015年2月2日(月)
<沿岸氷・強風下の根室半島>
3日間に渡り、強風・降雪・ホワイトアウトが続く根室半島。現在、野鳥・海鳥も避難状態が続いている様です。人間社会の方も、商店・飲食店が閉まっていたり、学校が登校・下校時の安全が確保できないという理由で臨時休校となっているなど、町の機能は半マヒ状態にあります。
ただ、除雪はかなりの速さで実施されていますし、ライフラインの確保・復旧も比較的素早く行われています。港も高潮に対する備えは万全の様に見受けられます。
特に、立っていられないほどの強風の中、ごみ収集車の方々が懸命に納沙布岬岬先端部まで周回されていたのが印象的でした。都市機能確保の努力には頭が下がる思いがしました。
3日間続いた荒天も明後日ぐらいから回復に向かいそうです。

今日は、歯舞地区で続いていた通行止めが解除された根室半島東部先端部を巡回してきました。
強風の為、野鳥情報収集はままならない状況でした。
とりあえず、温根元ハイドのアプローチ路の除雪と納沙布岬周辺の除雪状況チェックをしてきました。
状況的には、現在の強風が収束に向かう明後日ぐらいから探鳥は可能になって行く思われます。
根室港・トーサムポロ漁港・温根元漁港等、オホーツク海側の漁港はすべて沿岸氷にふさがれた状態でしたが、所々、開氷部にカモ類が集まっており海ガモ観察は可能な状態です。
歯舞漁港・花咲港も観察は可能な状況です。
ただ、明後日以降更なる除雪に加え漁業活動も正常化に向かうと思われ、港の中の活動が活発化することが予想されます。
明後日以降漁港めぐり等をされる方は、くれぐれも、漁業活動に支障をきたすことがない様、十分注意されることをお願いしたいと思います。

<トーサムポロ湖>
オオハクチョウとウミアイサ

 <トーサムポロ湖>
オオハクチョウ・カワアイサ
<トーサムポロ漁港>
沿岸氷に閉ざされていました。まるで流氷が来たみたい。
<トーサムポロ漁港>
凄い氷。漁船も港から出れません。元々、凄い風が吹き荒れていましたが。。。。
<トーサムポロ漁港>
天気そのものは悪くない。
<トーサムポロ漁港>
港の外も沿岸氷がびっしり

 <トーサムポロ漁港>
漁船に積もった雪おろしが行われていました。開氷部には、ホシハジロ・スズガモ・ウミアイサ・カワアイサ・マガモなど。
<温根元ハイド>
チシマシギの岩礁も沿岸氷がびっしり。流石にチシマシギの姿は見られませんでしたが、ハイド前には床下から2羽のハギマシコが現れてくれました。ハギマシコは、すっかり居ついてくれたようです。
<温根元ハイド>
チシマシギの岩礁。何もいない!
 <温根元漁港>
北からの強風を避け、南斜面にオジロワシが集まっていました。
 <温根元漁港>
オジロワシ。
<温根元漁港>
ウミウ。この時期には珍しい。
<温根元漁港>
わずかな開氷部に集まるスズガモ・ウミアイサ・オオセグロカモメ。

<貝殻島灯台>

<納沙布岬灯台>
沿岸氷に囲まれていました。駐車場の除雪は完璧です。


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