【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年2月7日土曜日

落石ネイチャークルーズ 速報 402,932

2015年2月7日(土)   BYイーグル
<落石ネイチャークルーズPM便>
久々の快晴。真冬の陽光が目に染みるような、素晴らしいクルーズ日和となりました。
今日も一瞬でしたがエトロフウミスズメを観察することができました。コウミスズメも距離がありましたが、2羽飛んでくれました。良好な視界の中、ウミスズメ類基本7種類をカバーした上、ウミバトも2亜種観察できました。

10名のお客様のうち2名様は、ニューヨークからお越しになりましたアメリカ人のご夫婦でした。ウミバトの亜種の勉強もして来られているなど、なかなかの猛者とお見受けいたしました。性格はとても穏和な方々でした。
そのようなわけで、久々に日英2か国語での海鳥ガイドとなりました。ただ単純に種名を叫ぶだけではプロのガイディングとは言えません。
種名だけでなく、出現する海鳥の生態や地域の漁業の実態、自然・風景の解説なども織り交ぜながら、説明が日米のお客様に均等になるように配慮しながらガイドさせていただきました。

英語での海鳥ガイディングにはマニュアルがありません。次々に現れる海鳥の名前を方角とともに反射的にコールしながら、その種に同定した理由を素早く解説しなければなりません。
そのためには、日本語と同じように反射的に英語を話さなければなりません。日本語で発想し、それを頭の中で訳していたのでは、肝心の海鳥ははるか後方へ過ぎ去って行ってしまいます。まさに同時通訳的反射神経を要求される仕事だと思います。
大変なガイディング ではありますが、そこにこそ醍醐味があり、やめられなくなってしまいます。

いつの日か、英語での海鳥ガイディングの教本をまとめ、根室野鳥観光ビジネススクールの正式科目として、プロの英語海鳥ガイドの養成カリキュラムを完成させたいと考えております。

《観察種》
ヒメウ
オオハクチョウ(2)
スズガモ
クロガモ
ビロードキンクロ(f3)
シノリガモ
コオリガモ
ホオジロガモ
ウミアイサ
オジロワシ
オオワシ
カモメ
オオセグロカモメ
ワシカモメ
ウミガラス(2)
ハシブトウミガラス(2)
ウミバト(3)  *C.c.snowi 2     C.c.kaiurka
ケイマフリ
ウミスズメ(3)
エトロフウミスズメ(1)
コウミスズメ(3)
ハギマシコ(25+)  *番屋岩の急斜面に張り付いていました。


ウミバト
Pigeon Guillemot
C.c.kaiurkaの美しい冬羽。
ウミバト
アリューシャンタイプとだと思います。
ウミバト
Pigeon Guillemot
C.c.snowi
チシマ型ウミバト
ハシブトウミガラス
Brunnich's Guillemot

















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