【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年8月11日火曜日

ハリオアマツバメ

2015年8月11日(火)
<別海町ふれあいキャンプ場>   Byイーグル
 別海町で、夕方、ハリオアマツバメの飛翔が見られると聞き、情報収集の為、落石NC (AM便)のガイドの後、別海町へ巡回に向かいました。
 落石NCが現在「10時出港12:30戻り」の為、現地に着いたのは15時を回っていました。

1時間ほど、キャンプ場の入り口付近で待っていると、噂通り50-60羽の大きなアマツバメが飛翔を始めました。翼を広げると50cmもある大きな鳥です。高速で巧みな飛翔を続ける様は、個体数の多さと相まって、本当に迫力がありました。
 
尾羽の形、ずんぐりした体形、喉と下尾筒の白さ、巧みな飛翔など。ハリオの特徴が肉眼ではっきりわかりました。
かなり距離はありましたが、時折、自分の頭上をすごい速さで通り過ぎてゆきます。
その時に発する「シューッ」という大きな音。これにも圧倒されました。
また、「チュリリ――」と言う鳴き声も聞こえました。
これはアマツバメの声に似ています。

写真も撮ろうとしましたが、兎に角、早い! 全然ダメでした。
写真はあきらめ、しばし、彼らの乱舞に見とれてしまいました。

図鑑の記述によりますと「繁殖中に巣に入る時と弱っている時以外はズッーと飛行し続ける。」とあります。今日も見たところ空中採餌中だったようです。

また、「ハリオ」の名の通り、近くを飛ぶ時には、針のような尾羽の羽軸を確認する事も出来ました。
ハリオアマツバメは大木の割れ目や樹洞を巣にするそうで、この「針の様な尾羽の羽軸」は木をよじ登ったり、木の幹にとまったりする時に体を支えるのに役立っているそうです。
まるで、キツツキの様なアマツバメですね。

キャンプ場の近くには「郊楽苑」という日帰り温泉施設もあります。モール温泉で湯質も最高ですよ。
一度、別海町でのバードウォッチングにも挑戦してみて下さいね。
尚、「別海町ふれあいキャンプ場」の詳細は、http://www.n43.net/camp/cgi/namesearch.cgi?NAME=%95%CA%8AC%92%AC%82%D3%82%EA%82%A0%82%A2%83L%83%83%83%93%83v%8F%EA
を参照願います。




ハリオアマツバメ
White-throated Needle-tailed Swift
50-60羽の群れは壮観。

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