【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2016年3月23日水曜日

根室港にエトロフウミスズメ滞在中! 521,883

2016年3月23日(水)
<根室港>
快晴。気温プラス3℃。風なし。
今日も根室港の中にエトロフウミスズメ(1)が滞在していました。
場所は、秋に開催される「根室のサンマ祭り」の会場になる岸壁の辺りです。岸壁から1-10mくらいの間をウロウロ。盛んに浮き沈みを繰り返し、エサ採りに余念がありません。餌はプランクトンが中心の様です。車から降りずに観察していると、岸壁の淵の下に入り姿が見えなくなるほど近くまで寄ってきました。

それにしても、今年はどうしたことなのでしょうか?
冬の小鳥類が「不作」に終わった今冬シーズンでしたが、海鳥の方は順調というより例年に比べ少し「異常」ともいうべき状況が見られました。

温根元漁港にツノメドリが入ったり、昆布盛漁港・落石漁港・花咲港・歯舞漁港・根室港の港内や納沙布岬ハイド前では、エトロフウミスズメが連日にわたり観察されています。
ウミスズメ・ケイマフリなども漁港内によく入って来ています。

今年は昨年と違い、ほとんど暴風雪に見舞われず、また、流氷もやってこない「非常に穏やかな冬」でした。
「海が荒れたから」「流氷に押されて」という、エトロフなどの冬のウミスズメ類が沿岸部に近づく理由づけが通用しない冬シーズンだったと言えそうです。

やはり、「気象現象」よりも「餌」が海鳥の行動を支配しているのでしょうか。。。。
ひょっとしたら、流氷が来ないため、根室半島近海部が栄養価の高い海水に恵まれず、その結果、沿岸や沖合のプランクトンが今年は少ないのかもしれません。
そこで、仕方なくエトロフなどの海鳥が魚の残骸や水産加工場の排水が存在する港の中に入ってくるのかもしれません。
そういえば、花咲港のマイナス10m岸壁は釣りの定番地で、釣り人が残す釣り餌が沈んでいる可能性大です。昆布盛・根室港・花咲港なども、市場の前など、おこぼれの魚が沈んでいそうな海面に限ってエトロフの姿が見られます。
同じ港の中でも、魚の水揚げ所以外の場所ではエトロフの姿を見かけません。
あくまでも、個人的な想像ですが。。。。。

【観察種】
エトロフウミスズメ(1)
ウミウ
ヒメウ
ハジロカイツブリ
ウミアイサ
ホオジロガモ
コオリガモ
クロガモ
シノリガモ
ビロードキンクロ(2) *北防波堤の外海
オオセグロカモメ
シロカモメ
ワシカモメ
ウミネコ
トビ
オオワシ
オジロワシ














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