【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2016年5月2日月曜日

天売島2日目(最終日)531,562 (番外編)

2016年5月2日(月)
<天売島フットパス+航路>   Byイーグル *写真は後日掲載いたします
 天売島2日目。昨夜は遅くまでウトウの帰巣観察などに参加していましたが、離島に来ると、不思議と早起きが出来ます。
 早朝4時から高野さんとフットパスを歩きまわりました。いつものことですが、島に来ると朝寝ているのが惜しくなり、日の出前から行動するのが当たり前になります。舳倉島でも飛島でも対馬でもそれは同じ。長年の離島探鳥経験で身についた習慣ですので、全く苦になりません。
 
 今日は昨日と打って変わり晴天。気温も上がり、かなり快適な早朝探鳥となりました。
渡り鳥の方も、昨日までの悪天候で、羽幌側に溜まっていた鳥たちが早朝より一気に島へ渡ってきていました。
 一番多かったのが「ノゴマ」。島の至る所でノゴマの美しいさえずりが聞こえていました。それから、アリスイの姿もフットパスの各所で見かけました。まさに「島中ノゴマ・アリスイだらけ」の状態でした。
 また、クロツグミ・アカハラ・シロハラ・キクイタダキ・センダイムシクイ・ウグイスなど、昨日は確認できなかった鳥も活発に活動していました。
 8時くらいまで、久々の離島探鳥を満喫。宿に戻り朝食の後、早々と午前中のフェリーで天売島を後にいたしました。日程の関係と、明日以降また天気が崩れそうという予報が気になりました。
 帰路の航路も1時間30分の間ずっと海鳥観察に精を出しましたが、残忍ながら、昨日のハシジロアビ(夏羽)を観察することは出来ませんでした。

 今回は、丸1日という短い滞在でしたが、民宿「栄丸」さんに大変お世話になりました。部屋・お風呂も快適。お料理も海鮮中心でボリューム満点。大変おいしくいただきました。特に、同行した孫息子は大のお魚好き。とても幸せそうでした。彼は、野鳥観察に飽きると、宿から自転車をかり、一人で島を走り回っていました。港やゴルフ場周辺を走り回ったり、ウトウの繁殖地(世界最大)として有名な「赤岩展望台」まで数キロの道のりを平気で往復していました。我々は歩きすぎて腰痛や膝痛になっているのに、彼は全く疲れを知りません。やれやれ、年は取りたくないですね。

 今回我々は観察できませんでしたが、他のバーダーさん達が観察された種類としては、ムネアカタヒバリ・シロハラホオジロなどがいた様です。

 今回は大変短い「羽幌・天売」滞在でした。悪天候に見舞われたこともあり、天売島には1泊しかできませんでした。お目当ての栄丸による漁船クルーズも欠航してしまい大変残念でしたが、天候ばかりは仕方がありません。いつも落石ネイチャークルーズをガイドしていますが、クルーズが欠航になった時のお客様のくやしさが自分の事として実感できました。これもいい勉強になりました。
 
 また、天売島の民宿や羽幌の海鳥センターに「落石ネイチャークルーズ」や「野鳥の楽園」パンフを置いてもらうことが出来ました。落石ネイチャークルーズや民宿たかのの常連さんにも、フェリーや島でお会いすることが出来ました。やはり、狙いどおり「島に行くバーダーは道東にも来るお客様」「島で道東のセールスは有効」という我々の戦略は正しいと確信いたしました。
 新しい会社である「イーグル野鳥案内舎」の名刺も各所で交換でき、こちらも良いセールスになりました。

 天売島のフットパスは本当によく整備されています。平坦な道が多く歩きやすい上、随所にわかりやすい地図サインが立ててあり大変便利でした。夜のウトウ観光バス(ガイド付き)や写真館など、野鳥観光客に対する受け入れ態勢もよく整備されています。宿の方がたの、観光客のニーズの把握度合いも根室をはるかに凌駕しています。
 学ぶべき点の多い旅でした。また、天売島には行ってみたいと思います。次回は焼尻島にも上陸したいものです。

【2日目観察種】
ツグミ
ノゴマ(だらけ)
ウグイス
アリスイ(多)
アカハラ
クロツグミ
アオジ
シロハラ
コマドリ *フットパスに何度も出てきました。
ミヤマホオジロ
ヒガラ
キクイタダキ
アカゲラ
キジバト
ウトウ
ウミウ
ケイマフリ
ウミスズメ
オオハム
シロエリオオハム




 

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